トピックス 2014年11月2日掲載 歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士ら約300名が参集し盛会となる <font color="green"><B>Shurenkai 5周年記念総会2014開催</B></font> 後で読む さる11月2日(日)、3日(月)の両日、今池ガスホール(愛知県)にて、Shurenkai 5周年記念総会2014(山本司将準備委員長、中村健太郎主宰)が開催され、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士ら約300名が参集し盛会となった。2日間にわたり、総会、初の外部講師を招聘しての講演会、そして20社以上が参加したShurenkaiデンタルショー2014など、5周年記念にふさわしい多彩なプログラムが組まれた。 初日はまず、「安心・安全なデンタルオペレーション」をテーマに掲げた総会が開催され、はじめに基調講演として中村氏が登壇。新たに「Shurenkaiコンセプト」と「Shurenkaiスタイル」の2つを提案し、受診者の疾患の有無に応じたアプローチと、そのベースとしての院内感染予防対策の徹底を呼びかけた。その後、テクニシャンセクション「安心な医療のための精度の高い補綴技術」、ハイジニスト・アシスタントセクション「安全な医療のためのインフェクションコントロール」がそれぞれ行われ、チーム医療を大切にする本会の姿勢がうかがわれた。そのほか、本会会員が日本補綴歯科学会第123回学術大会および第44回日本口腔インプラント学会学術大会にて発表した8演題についての報告がなされた。 初めて外部講師を招聘した2日目の講演会では、まず高橋 登氏(東京都開業)が「CR充填を学ぶ~マテリアルと術式~」と題して登壇。接着の基礎的な解説から最新の接着システムの紹介、そしてCR修復のステップにおける臨床的なポイントを具体的に解説した。つづいて、白石和仁氏(福岡県開業)が「歯周組織再生療法に挑む~錯綜する情報の中で」と題して登壇。歯科医師の仕事は歯を残すことであり、抜歯はすなわち敗北を意味するとしたうえで、長期症例を中心にInterdental Denudation Procedure(歯間部歯槽骨面露出術)を用いて歯を保存した症例の数々を提示した。最後に、中村氏が「咬合治療を再考する~混迷する咬合理論のなかで~」と題して登壇。スプリント療法、咬合調整、咬合再構成のそれぞれにおけるドグマを挙げながら、どのようにすれば患者本位の咬合治療が達成できるかについて、アニメーションを用いながらわかりやすく解説した。