トピックス 2014年11月8日掲載 「健口から健幸をめざして」をメインテーマに <font color="green"><B>第5回愛媛県歯科医学大会開催</B></font> 後で読む さる11月8日(土)、9日(日)の両日、松山市総合コミュニティセンター(愛媛県)において、第5回愛媛県歯科医学大会(一般社団法人愛媛県歯科医師会主催、愛媛県・公益社団法人松山法人会共催)が「健口から健幸をめざして」をメインテーマに開催された。11月8日の「いい歯の日」にちなんだイベントである本大会は、4年に1回開催されている。メインホールにおける講演をはじめ、「タマヰデンタルフェアー」「元気歯つらつコンクール表彰」「第11回はぴかちゃん歯いく大賞決定イベント」「歯・口の健康に関する図画・ポスター・啓発標語コンクール表彰」(市民向けのイベントは毎年開催)など多彩なプログラムが組まれ、会場には歯科医療者はもちろんのこと、一般市民の姿も多くみられた。 メインホールのプログロムについて、1日目はまず歯科衛生士の茂木美保氏(医歯大歯学部口腔保健学科非常勤講師)が、参加者である県内の歯科衛生士専門学校の学生向けに、歯周治療において歯科衛生士に求められる力についてわかりやすく説明した。続いて、特別講演「がん治療・災害時の口腔ケア・オーラルマネジメント」では岸本裕充氏(兵庫医科大病院歯科口腔外科主任教授)が登壇。肺炎を予防したり、がん治療を支えるオーラルマネジメントの実際について、症例や研究データをふまえて示した。 2日目は、午前に行われた「市民フォーラム」と午後に行われた「医療関係者および学校関係者向け講演・ディスカッション」の両方において、岡崎好秀氏(国立モンゴル医科大歯学部客員教授)、丸森英史氏(神奈川県開業)、西田 亙氏(内科医師・愛媛県開業)の3名が登壇した。午後の講演において、岡崎氏は動物や人類の進化の過程をふまえた口腔機能、丸森氏は食事内容と歯肉の変化との関連性、西田氏は糖尿病専門医の立場から糖尿病と歯周病との関連性について、それぞれ詳細に解説した。講演後のディスカッションでは、会場からの質疑応答が多数寄せられ、時間を超過するほどの盛り上がりを見せた。