2016年1月6日掲載

産学官連携で24時間防菌できる新防菌スプレーを開発

広島大学、記者説明会を開催

広島大学、記者説明会を開催
 さる1月6日(水)、キャンパス・イノベーションセンター(東京都)において、広島大学による記者説明会が開催された。本説明会は、同大学の二川浩樹氏(広大大学院医歯薬保健学研究院教授)によって開発された持続性の固定化除菌成分「Etak(イータック)」を活用し、義歯や歯ブラシを手軽に24時間防菌できるスプレーをエーザイ株式会社(東京都)とメディア株式会社(東京都)とともに開発したことによるもの。

 会場には二川氏のほか、辻 啓延氏(メディア株式会社代表取締役社長)、金澤昭兵氏(エーザイ株式会社薬粧事業部プレジデント)が出席した。二川氏よりEtakに関する研究成果および老健施設において同成分が配合された防菌スプレーを使用した結果、義歯の細菌を抑制する効果や安全性などが報告された。

 今回発表された「イータック義歯防菌スプレー」「イータック歯ブラシ防菌スプレー」は洗浄後にスプレーし、軽く乾かすことで24時間防菌し続けることが可能。1月7日(木)から歯科医院専売品として販売されるとのこと。

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