2019年10月5日掲載
メインテーマに「平成の向こうを照らす光治療」
第31回日本レーザー歯学会総会・学術大会開催
理事長講演「令和のこちらで考える光治療」(冨士谷盛興氏、愛院大教授)、一般口演、教育講演2題、学会主導型講演、認定講演会、日本歯科医学会会長講演、特別講演「レーザーを用いた上部消化管腫瘍の診断と治療」(中村哲也氏、独協医大教授)、患者の個人情報保護の観点から語られた倫理講習会「症例報告及び研究における法的・倫理的留意点」(樫 則章氏、大歯大教授)、ランチョンセミナー、安全講習会、ポスター発表、企業展示の他、今回で3回目の試みとなるパラデンタル対象認定講習会が行われた。
学会主導型講演「エナメル質初期う蝕の管理(継続時)に活かす光学的う蝕検査―正しく使用するための基礎知識―」(山田三良氏、愛院大特任講師)では,平成30年の診療報酬改定で「光学式う蝕検出装置」を用いた初期エナメル質う蝕の管理加算に注目。条件さえ整えば歯科衛生士の業務となりうる光学式う蝕検出装置(ダイアグノデントペン)の使用について解説した。本学会の会員数が約900名であることから,1,000名を達成するために、前述のパラデンタル対象認定講習会を催すなど、歯科衛生士をはじめとするパラデンタルスタッフを取り込み、さらに発展させていく意向を示した。