社会|2024年7月1日掲載

全国17スタディグループの代表がプレゼンテーションで競演

月臨会、総会2024福岡大会を開催

月臨会、総会2024福岡大会を開催

 さる6月29日(土)、30日(日)の両日、電気ビルみらいホール(福岡県)にて、月臨会総会2024福岡大会(山本晋平会長、松下孝直顧問)が開催された。全国17スタディグループの代表者が2日間にわたり、ケースプレゼンテーションを行った。

 演者は、田中雄大氏(SK-Ⅱ、熊本県開業)、宮園祥爾氏(福歯大)、林 明賢氏(アイプロ、神奈川県開業)、髙屋 翔氏(京都府勤務)、近藤吟子氏(FACE、北海道開業)、西田耕介氏(FTA、大阪府開業)、一宮久之氏(北浜社中、大分県開業)、吉田祥子氏(中洲土三会、福岡県勤務)、中谷貴範氏(京橋症例検討会、大阪府開業)、中野雄貴氏(MIMCD、三重県勤務)、粟谷英信氏(モリタ塾、兵庫県開業)、久保裕睦氏(月臨会、大阪府開業)、宮本英欧氏(Club WESPIC、沖縄県開業)、関口 亮氏(ENの会、埼玉県開業)、富塚佳史氏(JSCOL、兵庫県開業)、金下裕己氏(矯和会、京都府開業)、蒲生亮平氏(FCDC OB会、長崎県開業)の17名であった。

 なかでも、粟谷氏は「臼歯バイトコラプスに対してボーンアンカードブリッジにて対応した症例」と題して症例を供覧し、ボーンアンカードブリッジを行ううえではとくに検査、診断が重要であること、それをふまえて最終的な補綴形態も含めた治療ゴールの設定が重要であると述べた。また、それを遂行するために必要なインプラントガイドシステムや治療ステップを精査していくことが大切であるとまとめた。

 本会では、各発表終了後に質疑応答、および木原敏裕氏(奈良県開業)、酒井志郎氏(大阪府開業)よりフィードバックの時間が設けられた。両氏のコメントでは、術前の診断、術後の予測、治療計画の考察など、実際の治療に至る前に考えるべきことの重要性などが語られ、若手歯科医師にとって学びの多い会になったと思われる。また会の最後には、2日間のなかですぐれた発表者に贈られるアワードが発表され、モリタ塾の粟谷氏が受賞した。

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