社会|2024年7月16日掲載

『ザ・プロビジョナルレストレーションズII』などの出版を記念し講演会が行われる

本多正明氏、伊藤雄策氏出版記念講演会開催

本多正明氏、伊藤雄策氏出版記念講演会開催

 さる7月14日(日)、ヒルトン大阪(大阪府)において、『ザ・プロビジョナルレストレーションズII』(伊藤雄策/髙井基普共著、クインテッセンス出版刊)、『RESTORATIVE DESIGN & PRACTICAL OCCLUSION』(本多正明著/医歯薬出版刊)の出版を記念した講演会および祝賀会(スタディグループCOKI〔井上 謙会長〕、COKI Tokyo〔吉野 晃会長〕主催)が開催され、COKIおよびCOKI Tokyoに所属する歯科医師を中心に69名が参集した。演者としては、著者である本多氏(大阪府開業)、伊藤氏(大阪府開業)、髙井氏(東京都開業)が登壇したほか、COKI Tokyoの顧問を務める内藤正裕氏(東京都開業)も招待演者として講演を行った。

 冒頭で井上氏と吉野氏が挨拶を行った。井上氏は、本多氏の執筆をサポートした立場から、当時の状況などを語った。吉野氏は、COKI Tokyoが生まれた経緯を説明し、COKI Tokyo発足のきっかけとなった髙井氏、そして本多氏、伊藤氏、大阪のCOKIへの想いを語った。

 演者として最初に登壇した本多氏は、自身が歯科医師になった当時の日本歯学センターでの恩師や同期との出会いを振り返り、感謝の言葉を述べた。また、歯周補綴治療、矯正歯科治療・外科矯正、インプラント・審美修復をキーワードに、自身が治療を行った長期経過症例を供覧し、そのポイントを解説した

 続いて登壇した伊藤氏は、国際デンタルアカデミーで出会った保母須弥也氏、また、その後に出会ったDr. Raymond Kimとの思い出を振り返った。その後、『ザ・プロビジョナルレストレーションズII』にも掲載されている天然歯のエマージェンスプロファイルや、インプラントのエマージェンスアングルについて解説した。

 招待演者として登壇した内藤氏は、咬合治療において適正な評価を行うためには、比較する際の条件を整える「定性化」が重要であるとした。その定性化するための手法として咬合調整を挙げ、咬合調整を行うことによって何が変化するのかを詳細に解説した。

最後に登壇した髙井氏は、本多氏や伊藤氏、内藤氏との出会いを振り返り、その後、『ザ・プロビジョナルレストレーションズII』から抜粋するかたちで、臨床に対する現在の考えを述べた。

講演会終了後には、参加者が持参した書籍に対するサイン会、そして出版記念パーティーが行われ、盛会のうちに終了した。本多氏、伊藤氏、内藤氏のますますの活躍に期待したい。

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