企業|2024年7月16日掲載
「保存修復からデジタルユニバースへ」をテーマに300名以上が参集
CEREC 30th Japan Anniversary開催
さる7月15日(月)、東京ミッドタウン八重洲カンファレンス(東京都)において、CEREC 30th Japan Anniversary(デンツプライシロナ株式会社、株式会社モリタ主催)が「保存修復からデジタルユニバースへ」をテーマに開催され、歯科医師や歯科技工士を中心に300名以上が参集した。本イベントはCAD/CAM システム「CEREC」が日本国内においてモリタ社による販売が30年を迎えたことを記念して開催されたもの。
開会後、主催者を代表して森田晴夫氏(株式会社モリタ代表取締役社長)、フアン・ロディギエロ氏(デンツプライシロナ株式会社代表取締役社長)による挨拶が行われた。森田氏は当時のCERECを中心とする保存修復治療の変遷を回顧するとともに、昨今の修復治療のみならず歯科医療におけるDXの今後の可能性に期待を寄せた。
講師にはCERECを長年にわたり臨床に応用している山﨑長郎氏(東京都開業、日本臨床歯科学会理事長)、大河雅之氏、風間龍之輔氏(ともに東京都開業)、北道敏行氏(兵庫県開業)、草間幸夫氏(東京都開業)、小池軍平氏(神奈川県開業)、中村昇司氏、藤本智也氏(ともに東京都開業)、吉久保典子氏(歯科衛生士、小池歯科医院)の9名が講師として招聘された。午前に行われたメイン会場でのセッション「Computer-Aided Restorationの30年とは?」や午後の「CERECプレミアムセミナー」、「Digital Micro Veneer―プライムスキャンを用いた最新デジタル審美歯科治療法―」(大河氏)、「『審美歯科治療の実際』―アナログからデジタルへの20年を振り返る―」(山﨑氏)など、それぞれの講師がこれまでのCERECの歴史とともに自身の臨床や研究を振り返りながら、昨今注目を集める口腔内スキャナーをはじめとするデジタルデンティストリーの潮流などが披露され、いずれの会場も盛況となっていた。
最後に講師全員が登壇したディスカッションでは山﨑氏が座長を務め、会場からの質問にCERECを含めたデジタルデンティストリーに一家言を有する講師がていねいに回答するなど、終始和やかな雰囲気となった。