Web限定 2021年9月1日掲載 モテる男のための「使える靴」のトリセツ(Vol.9) 後で読む Vol.9:革靴の手入れにもっとも重要な○○。革製品愛好家が愛してやまないパティーヌの魅力 「パティーヌ」という言葉をご存じだろうか? 靴や鞄、財布など革製品の仕上げ方を指すもので、色ムラのあるなんとも美しい風合いの表情が特徴である。語源は「パティナ」というラテン語で、古さび、経年変化による美しさを表す。わかりやすい例でいうと、銅が錆びて青緑色になった「緑青」や、100年以上の年月を経過したアンティーク家具の木材の美しさ、そして革が使用とともに経年して変化した様のこと。日本語では「古色」... 日髙竜介 ひだか・りょうすけ ワールド フットウェア ギャラリー ディレクター 1970年東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、グラクソスミスクライン(GSK)にてMRとして勤務後、26歳で現職に至るという異色の経歴をもつ。29歳でワールド フットウェア ギャラリー銀座店店長、30歳で同バイヤーに就任、31歳で同神宮前本店店長を兼務。その後、プレス業務、現場での販売を兼務。靴の歴史から成り立ち、世界での紳士靴の流行推移や今後の方向性、ヨーロッパの靴製造状況から日本での実際の販売現場まで一貫して体験し続けている珍しい存在。現在、TV出演、ファッション誌への執筆、講演やトークショーなど、紳士靴に関して活動範囲を広げている。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。