Web限定 2021年11月1日掲載 モテる男のための「使える靴」のトリセツ(Vol.11) 後で読む Vol.11:変わりつつある衣食住の優先順位 靴本来が有する機能の変化――ブーツからスニーカーへ 現在、私たちが履いている短靴――。そう、普通のシューズが一般的な紳士の足元となったのが1930年代だったというのはご存じだろうか。意外にも最近のことなのである。今から100年前、紳士が正装する際にはブーツを履くのがスタンダードであった。その頃はハーフブーツ、つまり、くるぶしを覆ってその少し上まで丈のあるブーツだ。そのもっと前の時代では、乗馬ブーツが... 日髙竜介 ひだか・りょうすけ ワールド フットウェア ギャラリー ディレクター 1970年東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、グラクソスミスクライン(GSK)にてMRとして勤務後、26歳で現職に至るという異色の経歴をもつ。29歳でワールド フットウェア ギャラリー銀座店店長、30歳で同バイヤーに就任、31歳で同神宮前本店店長を兼務。その後、プレス業務、現場での販売を兼務。靴の歴史から成り立ち、世界での紳士靴の流行推移や今後の方向性、ヨーロッパの靴製造状況から日本での実際の販売現場まで一貫して体験し続けている珍しい存在。現在、TV出演、ファッション誌への執筆、講演やトークショーなど、紳士靴に関して活動範囲を広げている。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。