デンツプライシロナ 株式会社の「顔」

歯科医療への新たな道を切り開く日本の未来を形づくりたい

　世界屈指の歯科医療企業・デンツプライシロナ社の日本法人の舵取りを本年6月より任されたフアン・ロディギエロ氏。氏は20年以上にわたる医療界での豊富な経験と知識を有し、うち9年間は日本でのゼネラルマネージャーを務めるなど、日本の医療界への理解度も高い。全身の健康に寄与する歯科医療への変革に向けて情熱を抱く氏が考える歯科医療の未来ビジョンとは――。

ロディギエロ：私は、歯科医療を包括的な健康の礎と考えています。なぜなら、すべての笑顔が美しさだけでなく、口から「食べる」「話す」という人間の活力ある健康と幸福を反映しているからです。

　デンツプライシロナ（以下、当社）では、革新的な製品とサービスを提供することで歯科医療を変革し、世界中の人々の口腔の健康を改善することを目標としています。近年、歯科医療が全身の健康に大きく貢献することが重要視されており、歯科界の果たすべき役割と責任が今後さらに拡大し続けると、私は確信しています。

　この目標を実現するためには、歯科医師をはじめ歯科医療従事者の成功と協力が不可欠です。歯科医療従事者との連携によって、当社が推進するデジタル領域にアプローチでき、さらなる課題や新たな機会に対応することができます。また、デジタル化の進展にともない、より正確な診断や効率的なワークフロー、そして患者さんの治療結果の向上が可能になります。

　私たちのデジタルへの取り組みは、歯科医療の業務を合理化し、患者さんのケアを向上させるために設計された新しいデジタルプラットフォーム「DS Core」によって具体化されています。

　当社では日本においてもよりいっそうデジタルデンティストリーを変革することに専念し、オープンかつダイナミックなコミュニティを育むことに強い情熱を注いでいます。私は日本におけるイノベーションへの情熱を共有し続け、口腔から患者さんの全身の健康と幸福の向上に尽力するコミュニティを醸成したいと考えています。

　また、このような革新的なマインドを社内でも育てたいと考えています。当社は、才能と創造力を発揮できる場所であり、それが私たちの成功の基盤となっているからです。

　きたる11月に東京で開催される「DS World Tokyo 2024」は、間違いなく私の一年間のハイライトの1つとして、非常にエキサイティングなイベントになると期待しています。本イベントは、当社のデジタルソリューションとイノベーションを著名な講師陣の協力のもとに示すことで、日本から革新的な歯科の未来への道を切り開くことができると思っています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

　当社はこれからも歯科医療への新たな道を切り開く日本の未来を形づくりたいと考えています。引き続き、グローバルにおいても世界中の人々の口腔健康に貢献するために革新的なソリューションとサービスを提供してまいる所存です。