リサーチマインド 2021年10月号掲載 第9回:ポスター発表と口頭発表の準備のコツ 後で読む 研究の影響力=結果の重要性×発表の伝え方 研究が開始されデータが集まってくると、その結果をどのように公表するかを考える必要があります。歯科では、まず学会発表から論文発表への流れが多いですが、基礎の世界では逆パターンの論文→学会発表もよくあります。また、研究結果の中身も重要ですが、その結果をどのようにして発表するかもきわめて重要です。つまり、「研究の影響力=結果の重要性×発表の伝え方」という掛け算になると私は思っています。 1.ポスター発表の準備 準備は、まず演題登録からです。研究... 加藤智崇 かとう・ともたか 日本歯科大学附属病院総合診療科 講師 2006 年、日本歯科大学歯学部卒業。同年、東京都立墨東病院歯科口腔外科入局。2009 年、産業技術総合研究所技術研修員。2012 年、日本歯科大学大学院博士課程修了。2013 年、福岡歯科大学高齢者歯科助教。2018 年、ワシントン大学客員研究員。2020 年より現職。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。