リサーチマインド 2021年12月号掲載 第11回(最終回):論文作成のポイント②とその後の対応 後で読む 考察の書き方のパターンを学ぼう! 前回までで論文の7割以上が完成しました。あとは考察です。考察は自由に自分の意見や想いを書く場所ではありません。過去の論文と照らし合わせて、筋のとおった内容にする必要があるため結構たいへんです。しかし、書き方のパターンがありますので、参考にしてください。考察のパターンは、以下の1~8を順番に書いていきます(図1)。 図1 考察の書き方の順番とパターン。 1.結果のダイジェスト・仮説の検証:10行以内で研究結果を簡潔にまとめて、当初立てた仮説が正しかったか... 加藤智崇 かとう・ともたか 日本歯科大学附属病院総合診療科 講師 2006 年、日本歯科大学歯学部卒業。同年、東京都立墨東病院歯科口腔外科入局。2009 年、産業技術総合研究所技術研修員。2012 年、日本歯科大学大学院博士課程修了。2013 年、福岡歯科大学高齢者歯科助教。2018 年、ワシントン大学客員研究員。2020 年より現職。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。