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社会|2024年5月31日掲載

磯村 毅氏、吉田直美氏が「患者さんがみるみる変わる! 歯科臨床での動機づけ面接超入門」をテーマにWeb講演

クインテッセンス出版株式会社、第50回WEBINARを開催

クインテッセンス出版株式会社、第50回WEBINARを開催

 さる5月30日(木)、磯村 毅氏(医師、予防医療研究所代表)、吉田直美氏(医歯大教授)によるWEBINAR#50「患者さんがみるみる変わる! 歯科臨床での動機づけ面接超入門」(クインテッセンス出版主催、北峯康充代表取締役社長)が開催された。本講演は、両氏の書籍『マンガでわかる! 歯科臨床での動機づけ面接超入門』の内容をベースに行われた。

 まず、吉田氏より、書籍でも語られている内容として、自身が動機づけ面接(Motivational Interviewing:MI)を学ぶようになった経緯が語られた。当初はカウンセリングを学んでいたものの、歯科衛生士として患者を診たり、学生に教えたりするなかで、そのスキルだけでは不足していると感じ、何かないかと探して見つけたのがMIだったとのこと。MIを実践することで、患者が変わる結果、支援がしやすくなり、自分自身も楽になると強調した。

 次に、MIの概要として、MIの精神(PACE)、4つのプロセス、戦略的スキル(OARS)についてそれぞれ解説した。また、続いて講演した磯村氏からは補足説明がされるとともに、保健室登校になった子どもに対するMIの事例が提示された。子ども自身は電子黒板による健康被害を訴えていたにもかかわらず、カウンセラーはそれにともなう成績の低下など別の部分に着目していたために症状の改善が遅れたということをふまえて、とくに子どもが相手の場合、両者が上下関係になりやすく、MIにおいて必須である水平な関係が生まれにくいと述べられた。

 磯村氏はさらに、MIで重要とされる「聞き返し」に関する演習をいくつか出題。聞き返しは同意とは異なるため、その区別が必要であること、患者の了承を得ずにすぐに情報提供してしまうと逆効果になることなど、聞き返しを行ううえでのポイントについても示した。

 講演後には、両氏が参加者からの質問に回答するほか、急遽MIのロールプレイングも披露された。どのように聞き返すとよいか、相手のどういう言動に注目するとよいか、磯村氏からその場でアドバイスがされるなど、非常に臨場感のある内容となった。最後に、参加者に向けて「とにかくまずはMIを試してみてほしい」というメッセージが送られた。

 本講演の振り返り配信は、2024年8月30日まで新規購入が可能である。次回のWEBINAR#51は、きたる6月12日(水)、伊藤雄策氏(大阪府開業)、髙井基普氏(東京都開業)を招聘し、「ザ・プロビジョナルレストレーションズII」の講演タイトルで開催予定。振り返り配信、次回WEBINARのお申し込みはいずれもこちらから。

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