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学会|2024年7月16日掲載

「子どもの未来を守る」をテーマに

第22回国際外傷歯学会世界大会(The 22nd World Congress on Dental Traumatology)が開催される

第22回国際外傷歯学会世界大会(The 22nd World Congress on Dental Traumatology)が開催される

 さる7月12日(金)から7月15日(月)の4日間、一橋大学一橋講堂(東京都)において、第22回国際外傷歯学会世界大会(泉 英之大会長、Liran Levin理事長)が「子どもの未来を守る」をテーマに開催され、世界中から多数の歯科医師・歯科衛生士らが参集し、盛況となった。

 初日には、プレコングレスとしてDomenico Ricucci氏(イタリア開業)が登壇。「The pulp degeneration process consequent to bacterial challenge. Localization and morphology of endodontic biofilms」と題して多数の貴重な画像を用いて講演を行い、次に月星光博氏(愛知県開業)が「Life long journey with transplantation of teeth」と題し、豊富な長期経過の症例を供覧しつつ講演を行った。初日にもかかわらず、両氏の講演にはほぼ満席になるほど多数の聴衆が詰めかけた。

 今回の世界大会は外傷歯学の父といわれるDr. J.O.Andreasen氏の没後初の国際学会にあたる。2日目には、Congress Ceremonyではオープニングムービーに続き、スクリーンには精巧につくられたAI のDr. Andreasen氏が現れ、挨拶を述べると会場からは驚きの声があがった。 次にMemorial Lecture Session として、Lars Andersson氏(スウェーデン・マルメ大)が「Tooth ankylosis after replantation - how to understand and manage this complication」と題して講演を行い、月星氏が「What I learned from Jens Ove Andreasen」と題し、講演を行った。 両氏ともDr. Andreasen氏にまつわる貴重なエピソードとともに生前の功績を偲んだ。

 この他にも本分野にまつわる国際色豊かな演者が勢ぞろいし、多数の企業展示もあったことから、世界各国から連日多数の歯科関係者が行き来し、たいへん活況となった。今回は会場内のいたるところに設けられた記念撮影パネルで写真を撮る姿も目立った。

 なお、次回、第23回大会は、きたる2026年9月3日(木)から9月5日(土)の3日間、ワルシャワ(ポーランド)にて開催予定である。

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