Web限定 2021年8月1日掲載 人生100年時代に必要な男性学 勝ち組歯科医の皆さんへ(第8回) 後で読む 第8回:10年後に選ばれる歯科医院であるために 勝ち組歯科医の先生方、家事や育児に積極的に参加していますか? 歯科医師の先生方は家事や育児に積極的に参加していますか?「私は結構手伝っています!」と思われた先生方、残念ながらその認識は間違いです。世間一般的にそれらを「手伝う」という表現はじつはタブーなのです。その理由を説明したいと思います。 家事や育児は、本来は夫婦2人でやるべきことですので、主体的に行動することは当たり前だからです。以前、NHKの「すくすく子育て」とい... 田中俊之 たなか・としゆき 大正大学心理社会部人間科学科准教授 田中俊之 博士(社会学)大正大学心理社会学部准教授。内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員、厚生労働省イクメンプロジェクト推進委員会委員、渋谷区男女平等推進会議委員1975年、東京都生まれ。大正大学心理社会学部准教授。男性学を主な研究分野とする。著書『男性学の新展開』(青弓社)、『男がつらいよ―絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)、『〈40男〉はなぜ嫌われるか』(イースト新書)、『男が働かない、いいじゃないか!』(講談社プラスα新書)、小島慶子×田中俊之『不自由な男たち――その生きづらさは、どこから来るのか』(祥伝社新書)、田中俊之×山田ルイ53世『中年男ルネッサンス』(イースト新書)、『男子が10代のうちに考えておきたいこと』(岩波ジュニア新書)がある。「日本では“男”であることと“働く”ということとの結びつきがあまりにも強すぎる」と警鐘を鳴らしている。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。