Web限定 2021年12月1日掲載 人生100年時代に必要な男性学 勝ち組歯科医の皆さんへ 第12回(最終回) 後で読む 第12回(最終回):自分らしく生きることの大切さ 男らしさを求めてきたかつての社会構造や働き方 一年は早いもので今回をもって最終回となります。本連載は、私が研究している「男性学」について、歯科関係者である友人の協力のもと、日々の歯科医院でも起きているであろうことを盛り込みながらご説明させていただいています。今回はこれまでの連載でお伝えした内容にもふれながら、本連載のタイトルにもある「勝ち組」について総括したいと思います。 勝ち組歯科医の先生方は、「男は黙っ... 田中俊之 たなか・としゆき 大正大学心理社会部人間科学科准教授 田中俊之 博士(社会学)大正大学心理社会学部准教授。内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員、厚生労働省イクメンプロジェクト推進委員会委員、渋谷区男女平等推進会議委員1975年、東京都生まれ。大正大学心理社会学部准教授。男性学を主な研究分野とする。著書『男性学の新展開』(青弓社)、『男がつらいよ―絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)、『〈40男〉はなぜ嫌われるか』(イースト新書)、『男が働かない、いいじゃないか!』(講談社プラスα新書)、小島慶子×田中俊之『不自由な男たち――その生きづらさは、どこから来るのか』(祥伝社新書)、田中俊之×山田ルイ53世『中年男ルネッサンス』(イースト新書)、『男子が10代のうちに考えておきたいこと』(岩波ジュニア新書)がある。「日本では“男”であることと“働く”ということとの結びつきがあまりにも強すぎる」と警鐘を鳴らしている。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。