Web限定 2021年11月1日掲載 人生100年時代に必要な男性学 勝ち組歯科医の皆さんへ (第11回) 後で読む 第11回:院長先生、帰属意識を高める方法ご存じですか? 帰属意識が低い現代の若者たちに悩む人事担当者 最近、さまざまな企業の人事担当者から相談を受けることが多いです。その多くは、「最近の若者たちの傾向について知りたい」という相談です。私も大学で教鞭をとっている教員の立場から学生たちと接する機会はありますが、私の世代と現代の若者たちで大きく違うこととして「帰属意識」の低下が挙げられます。 私が所属する大学の職員に帰属意識についてリサーチしたなかで、20代と40代の職... 田中俊之 たなか・としゆき 大正大学心理社会部人間科学科准教授 田中俊之 博士(社会学)大正大学心理社会学部准教授。内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員、厚生労働省イクメンプロジェクト推進委員会委員、渋谷区男女平等推進会議委員1975年、東京都生まれ。大正大学心理社会学部准教授。男性学を主な研究分野とする。著書『男性学の新展開』(青弓社)、『男がつらいよ―絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)、『〈40男〉はなぜ嫌われるか』(イースト新書)、『男が働かない、いいじゃないか!』(講談社プラスα新書)、小島慶子×田中俊之『不自由な男たち――その生きづらさは、どこから来るのか』(祥伝社新書)、田中俊之×山田ルイ53世『中年男ルネッサンス』(イースト新書)、『男子が10代のうちに考えておきたいこと』(岩波ジュニア新書)がある。「日本では“男”であることと“働く”ということとの結びつきがあまりにも強すぎる」と警鐘を鳴らしている。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。