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政治|2021年11月1日掲載

国民皆歯科健診実現議連

「国民皆歯科健診」が自民党の公約に採用される

左から山田 宏氏、高市早苗氏、古屋圭司氏。
左から山田 宏氏、高市早苗氏、古屋圭司氏。
 10月8日(金)、第49回衆議院議員総選挙における自民党公約に「国民皆歯科健診」が盛り込まれたことが、「国民皆歯科健診実現議連」(以下、議連)より報告された。今回、議連の古屋圭司会長と山田 宏事務局長が、高市早苗氏(政務調査会長)へ5日に会談・申し入れを行い、公約への記載が実現した。

 議連は、その際公約として検討してほしい項目として「国民が生涯を通じて歯科健診を受けられる『国民皆歯科健診』の実現(とそれに向けての検討)」を提出。

 その中でまず、「『口腔の健康が全身の健康』に密接に関連していることを強調し、国民が定期的な歯科健診をして口腔の健康を維持していくことは、糖尿病や脳、心臓の血管障害、アルツハイマー病などの予防に寄与し、ひいては増大する医療費の適正化に寄与する」と主張した。

 次に、現在は高校までの歯科健診を全国民が毎年一回受診できる制度の実現のため、党内に「国民皆歯科健診実現特命委員会」の設置を提案。それを受け、政権公約重点事項の「全世代の安心感を創出する」の中に、生涯を通じた歯科健診の充実(国民皆歯科健診)が追加された。山田氏は「『国民皆歯科健診』実現という目標に向かって大事な一歩となる」と述べた。

 なお、19日公示、31日投開票で4年ぶりに衆議院選挙が行われる。

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