政治|2021年4月1日掲載
日本歯科医師会
新型コロナ、歯科治療を介した感染拡大事例なし――中間報告より

2020年3~12月までの累計報告の事例数として、歯科医師の感染73/歯科衛生士の感染74/スタッフの感染67/スタッフ家族の感染61/歯科治療を介した感染拡大事例なし39/不明8
報告書では、「34都道県で歯科医師、歯科衛生士、スタッフ等の感染の報告があり、13件では感染報告がなかった」「いずれの調査においても、歯科治療を通じて感染が拡大したことが明らかに疑われる事例や歯科治療を介してのクラスターの報告はなかった」「歯科治療を通じての感染拡大報告がない背景には、歯科医療現場では日頃からマスク、手袋、ゴーグルの装用等、標準予防策が徹底され、それに加えての対策が講じられている結果と認識する」と示されている。また、「歯科医療機関で講じられている対応策とその効果等を検証するとともに、必要とされるコスト等も確認するための調査も開始しているところである」としている。