関連キーワード

政治|2021年10月7日掲載

日本歯科医師会 第196回臨時代議員会

議長に阿部義和氏、副議長に村山利之氏を選出

これまでの政策を振り返る堀 憲郎氏。
これまでの政策を振り返る堀 憲郎氏。
 9月9日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による第196回臨時代議員会が開催された。

 冒頭、柳川忠廣副会長より開会の辞が述べられ、新型コロナウイルスの感染拡大の収束がみえないなか、家庭内の感染が増え新しいステージに入っているとの所感が述べられた。

 次に、選挙管理委員会(秋月照彦委員長)の進行のもと、第1号議案「日本歯科医師会代議員会議長および副議長選出の件」が行われ、議長に阿部義和氏(岐阜県歯科医師会)、副議長に村山利之氏(群馬県歯科医師会)が選出された(任期は令和3年9月9日より令和5年6月30日まで)。就任した阿部氏より「強い責任感を感じているとともに、議長として円滑な議事運営に取り組み、日歯のさらなる活性化に努めたい」と決意が述べられ、続いて村山氏より「阿部議長を助けて、厳粛な中にも楽しい代議員会でありたい」との志が述べられた。

 その後、堀会長による挨拶では、菅 義偉総理大臣の退任についてふれ、「菅総理の決断によって歯科医師によるワクチン接種をはじめとして、医療人の一員としての決意を内外に示すことができた」と感謝の意を表した。続いて、最新情報を追加した資料をもとに、これまでに取り組んできた歯科医師によるワクチン接種や2040年を見据えた歯科ビジョンの展開、次期歯科診療報酬改定、金銀パラジウム合金価格高騰への対応などを振り返るとともに、今後の対応方針や方向性を示した。その際、改定率の医科歯科格差を指摘し、適切な評価が得られていない現状に「医療財源確保が厳しいなかでも工夫を凝らし、現場の活性化と国民のための歯科医療の活性化につながる戦略を練り、次期診療報酬改定に望みたい」と意欲を示した。また、日本歯科医学会学術大会(住友雅人会頭)が9月23日から25日にオンライン配信されることに言及し、事前登録を呼びかけた(オンデマンド配信は同月26日から10月31日まで)。

 最後は、佐藤 保副会長より閉会の辞が述べられ、本会は修了した。

関連する記事

関連する特集