政治|2022年7月4日掲載
日本歯科医師会
歯科ビジョンのフォローアップに向けた議論が展開

堀会長は冒頭の挨拶で、『2040年を見据えた歯科ビジョン―令和における歯科医療の姿―』の刊行から約1年半の活動期間を総括。その後は、本会議資料をもとに報告内容の概要説明を行うとともに、本ビジョンが歯科界の今後の道しるべとして機能するよう舵を握り導いていく姿勢を示した。
続いて、今回挙げられたの6つの議題について各担当理事よりそれぞれ目標や課題、取り組み内容などについて報告がなされた。
その後は、外部委員の出席者らの意見交換が行われ、主に「ビジョンの5つの柱」や6つの議題を中心に、目標に賛同する声やそれぞれの有識者の立場からの所見や要望など、内部にはない発想や意見が飛び交い有意義な議論が展開された。なかでも、住友雅人氏(日本歯科医学会会長)より、「2040年への理想的な口腔環境について話し合いを重ねてほしい」との意見や、鈴木邦彦氏(元日本医師会常務理事)からは、地域包括ケアシステムの市区町村単位の構築や、多職種連携の推進における組織的な取り組み方への課題が述べられた。
最後は、遠藤秀樹副会長による閉会の辞にて本会は締めくくられた。