社会|2022年9月3日掲載
クインテッセンス出版(株)
平井友成氏、萬田久美子氏による第26回Webセミナーが開催
次に、平井氏は診断・対応に苦慮するエンド・ペリオ病変について、①エンド由来型、②ペリオ由来型、③エンド・ペリオ由来型の3つに分類して基本的な発生機序や治療方針を解説。診断のポイントを示しながら特にエンド・ペリオ由来型の治療では、エンドファーストを強調した。
続いて、両氏によるケースディスカッションが行われ、萬田氏は、歯周治療の必要性が疑われるケースにおいて、歯科衛生士が歯科医師に伝えるべき臨床所見を平井氏に質問。平井氏は「歯周ポケットをていねいに測ること」、「問診で患者さんから細かな情報を集めること」を挙げ、「最終診断は歯科医師が行うが、歯科衛生士も仮診断をするくらいの心持ちで診ていただきたい」とコメントした。講演後には質疑応答も行われ、参加者にとって学びの多いセミナーとなった。