政治|2025年2月28日掲載

JDATロゴマークの商標登録が認められたことを報告

日歯、定例会見を開催

日歯、定例会見を開催

 さる2月27日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、高橋英登会長)による定例記者会見が開催された。

 冒頭、蓮池芳浩副会長より2月26日に第20回の日本災害歯科保健医療連絡協議会が開催され、2024年度の活動についての総括が行われたことが報告された。また、2024年年始に発生した令和6年能登半島地震について言及し、現地は依然として厳しい状況が続いている現状を述べた反面、今回の震災で日本災害歯科支援チーム(Japan Dental Alliance Team、以下、JDAT)の整備が加速的に進んだとの認識を示した。あわせて、昨年出願していたJDATロゴマークの商標登録について、1月28日付けにて認可が得られたことが資料とともに共有された。

 次に、伊藤明彦常務理事よりきたる4月6日に日本医師会館において日本医師会(以下、日医、松本吉郎会長)と日歯の合同シンポジウムが「健康長寿に必要なこと―知ってほしい!お口の重要性―」(参加無料)をテーマに開催されることと概要が説明された。詳細はhttps://www.jda.or.jp/info/2025_01.htmlを参照いただきたい。

 その後は、伊藤智加常務理事より海上保安庁および日歯、日医、特定非営利活動法人日本法医学会(神田芳郎理事長)、日本法歯科医学会(櫻田宏一理事長)、日本法医病理学会(近藤稔和理事長)の6団体による「災害等に伴う検視等に係る海上保安庁と関係団体との相互協力に関する協定」を2月6日に締結し、同日に締結式が行われたことが報告された。そして、本協定締結にあたり「大規模な災害や海難事故が発生した際に犠牲者の身元を速やかに確認し、ご遺族の方々への円滑な引き渡しを履行するため」との目的が述べられた。

 なお、JDATロゴマークは、災害時の歯科医療救護活動や被災者への歯科支援活動等を迅速に行うにあたり、統一したロゴ表記の必要性が認識されたことを受けたもの。詳細は、https://www.quint-j.co.jp/articles/topics/5698を参照いただきたい。

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