Web限定 2021年1月18日掲載 人生100年時代に必要な男性学 勝ち組歯科医の皆さんへ (第1回) 後で読む 第1回:知っているようで知らない男性学って何?男性だからこそ抱えてしまう悩みや葛藤を対象にした学問 はじめまして。このたびご縁をいただき、歯科医療関係者向けに「新聞クイントONLINE」の連載を担当することになりました田中俊之です。本連載では、私が研究している「男性学」についてご紹介していきたいと思います。 男性学とは、男性だからこそ抱えてしまう悩みや葛藤を対象にした学問です。男性が「男性だから抱えてしまう悩みや葛藤とは何?」ということになりますが、例えば男性は家庭をもつと一家の大黒柱と言... 田中俊之 たなか・としゆき 大正大学心理社会部人間科学科准教授 田中俊之 博士(社会学)大正大学心理社会学部准教授。内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員、厚生労働省イクメンプロジェクト推進委員会委員、渋谷区男女平等推進会議委員1975年、東京都生まれ。大正大学心理社会学部准教授。男性学を主な研究分野とする。著書『男性学の新展開』(青弓社)、『男がつらいよ―絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)、『〈40男〉はなぜ嫌われるか』(イースト新書)、『男が働かない、いいじゃないか!』(講談社プラスα新書)、小島慶子×田中俊之『不自由な男たち――その生きづらさは、どこから来るのか』(祥伝社新書)、田中俊之×山田ルイ53世『中年男ルネッサンス』(イースト新書)、『男子が10代のうちに考えておきたいこと』(岩波ジュニア新書)がある。「日本では“男”であることと“働く”ということとの結びつきがあまりにも強すぎる」と警鐘を鳴らしている。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。