歯科界のトレンド 2020年2月号掲載 vol.1 歯数が1本減少すると、年間医科医療費が約2,000円弱増加 後で読む 日本歯科総合研究機構において取り組んでいるNDB(レセプト情報・特定健診等情報データベース)を用いた分析結果より、現在歯数と医科医療費(中央値)の関係を解説します。● 研究方法 平成24年4月診療分レセプトにおいて、医科と歯科の両方を受診し、「歯周炎」病名を有する50~79歳の患者のレセプトを対象としました。医科医療費は1か月間の外来・入院・DPC・調剤にかかる医療費を合計しその中央値を算出し、現在歯数は歯周炎病名の歯式から推計しました。活用したレセプト件数は、それぞれ50歳代(327... 恒石美登里 つねいし・みどり 日本歯科総合研究機構主任研究員 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。