子どもたちの未来を支える歯科医療 2025年2月号掲載 Vol. 1 小児の口腔機能の発達を取り巻く現状と対応(前編) 後で読む ※本記事は、「新聞クイント 2025年2月号」より抜粋して掲載。 子どもの食事の悩みは何年経っても変らない 筆者は、乳幼児の食事相談を行う機会があるのですが、養育者から、「離乳食を作っても食べてくれない」「好き嫌いが多い」「噛まずに丸のみしている」「自分で食べたがらない」など、さまざまな悩みの訴えを聞きます。これらの問題は何年経っても同じような訴えが変わらずあり、それだけ普遍的なものと考えられます。また食生活に関しては、「朝ご飯を食べない子... 田村文誉 たむら・ふみよ 日本歯科大学教授・同大学附属病院口腔リハビリテーション科科長 1989年、昭和大学歯学部卒業。1991年、同大学歯学部口腔衛生学教室入局。2001年4月〜2002年3月、米国アラバマ大学歯学部補綴学・生体材料学教室への留学を経て、2004年、日本歯科大学講師。2012年、同大学口腔リハビリテーション科科長。同大学口腔リハビリテーション多摩クリニック勤務。2013年、同大学教授。2024年、同大学附属病院口腔リハビリテーション科勤務。現在に至る。日本障害者歯科学会専門医・認定医・指導医、日本老年歯科医学会専門医・認定医・指導医・摂食機能療法専門歯科医師、日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。