子どもたちの未来を支える歯科医療 2025年4月号掲載 Vol. 3 学校歯科医の立場からみた 子どもたちの口の中の現状や問題点(前編) 後で読む ※本記事は、「新聞クイント 2025年4月号」より抜粋して掲載。 成長の過程で変わる子どもたちの口の中とは? 私たち学校歯科医の守備範囲は、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校です。この期間に子どもは、保護者に生活のすべてを委ねる他律的生活から、自分で身の回りのことができる自律的生活へと成長移行していきます。その成長の過程で口の中のもっとも大きな変化は、乳歯列が永久歯列に変わることです。この時期の口の中の現状や問題点を発達段階別にみていき... 柘植紳平 つげ・しんぺい 公益社団法人日本学校歯科医会会長 1981年、九州歯科大学卒業。1983年、つげ歯科医院(岐阜県恵那市)開設。2018年より(一社)Alliance for a Cavity Free Future (ACFF)日本支部理事。2021年より(一社)恵那歯科医師会会長、(公財)8020 推進財団理事。2023年より(公社)日本学校歯科医会会長。その他、学校歯科関連の要職を歴任。※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。