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社会|2022年2月2日掲載

東京都歯科医師会

2022年新春懇談会、着席形式で2年ぶりに開催

収容人数を大幅に制限し、十分な感染予防対策のもと開催された。
収容人数を大幅に制限し、十分な感染予防対策のもと開催された。
 1月11日(火)、東京會舘(東京都)において、東京都歯科医師会(以下、東京都歯、井上惠司会長)による2022年新春懇談会が開催され、各団体・大学・歯科関係者が参集した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2年ぶりの開催となった本懇談会は、感染拡大防止のため出席者の大幅な制限や着座形式の徹底、さらには入口にて簡易抗原検査キットが配付されるなど、万全を期した対策がなされた。

 井上会長は冒頭の挨拶の中で、新執行部がスタートして約半年間を振り返り、東京都医師会、東京都薬剤師会、東京都看護協会、東京都歯で結成したワクチンチームによるワクチン接種の実施や、東京オリンピック・パラリンピックにおける会員の活動などを紹介。引き続きコロナ対応をはじめ会務運営に取り組んでいく姿勢を示した。

 来賓祝辞では、堀 憲郎氏(日本歯科医師会会長)が歯科界を代表して挨拶。1922年に健康保険法が制定されて今年で100年が経過することや、近年の健康寿命の延伸に寄与する歯科の役割について紹介しながら、日本歯科医師会が掲げる「2040年を見据えた歯科ビジョン」を具現化するために「東京都歯にはますますのリーダーシップが求められる」と期待を寄せた。

 また、尾崎治夫氏(東京都医師会会長)による挨拶も披露され、その中で「治す医療から支える医療」について言及し、地域包括ケアシステムにおける「予防医療」の必要性を強調。認知症やオーラルフレイルなど、口腔の健康と全身の健康の関係も挙げながら「歯科の先生方と一緒に取り組んでいきたい」と述べ、連携・協力を求めた。

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