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政治|2023年10月4日掲載

東京都歯科医師会

「大学向け歯科健診事業」について方針が示される

会場では、代議員らより「大学向け歯科健診事業」に関する意見交換がなされた。
会場では、代議員らより「大学向け歯科健診事業」に関する意見交換がなされた。
 9月7日(木)、歯科医師会館において、東京都歯科医師会(以下、東京都歯、井上惠司会長)による第212回臨時代議員会が開催された。

 会場では、北村 晃副会長による開会の辞の後、役員紹介が行われた。

 井上会長による挨拶では①東京都民を対象とした無料歯科健診の実施、②代議員会の質疑のあり方、③終身会員制度の見直しの検討――以上の3点について言及。なかでも、歯科界でも就業年数が伸びている現状に則した終身会員制度の見直しをはじめとする制度設計について、会員から意見を求める方針が示された。

 続いて、来賓挨拶が行われ、高橋英登氏(日本歯科医師会会長)、石島弘己氏(東京都歯科医師連盟会長)、鈴木 博氏(東京都学校歯科医会会長)より会務執行における抱負や報告事項などが述べられた。

 その後の議事報告では、資料をもとに東京都歯会員の現況の説明と会務報告が行われた。また、前回の定時代議員会開催以降に逝去した物故会員に対する黙祷が捧げられた。

 なお、代議員会の後に行われた記者会見では、中島孝至専務理事より「大学向け歯科健診事業実施について」に関する補足説明がなされた。中島氏は「東京都歯の政策として始めた大学の歯科健診であるが、まずはエビデンスを収集し、日本歯科医師会を通じて今後国策に取り入れることも視野に入れつつ、国民に対して口腔の健康の重要性について啓発していきたい。まだ手探りの段階ではあるが、大学と協議しながら今後の方針を検討していく」との展望が述べられた。

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