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社会|2023年1月3日掲載

クインテッセンス出版(株)

須崎氏、上原氏による第33回Webセミナーが開催

CAD/CAMインレー修復について歯科医師と歯科技工士の両者の視点から解説された。
CAD/CAMインレー修復について歯科医師と歯科技工士の両者の視点から解説された。
 2022年11月15日(火)、須崎 明氏(愛知県開業)、上原孝文氏(歯科技工士、オーシャンラボ)によるWEBINAR#33「Dr.DTが語る 今! こうすれば上手くいく! CAD/CAMインレー修復」(クインテッセンス出版主催、北峯康充代表取締役社長)が開催された。本セミナーは、11月新刊『保険の審美修復を極める CR&CAD/CAM冠・インレーに対応 きれいで長持ちを実現するポイント集』(小社刊)の内容をベースに行われた。

 両氏は冒頭、CAD/CAMインレー修復に言及。メタルインレーとCAD/CAMインレー双方の適合性の違いやタイムマネジメントの重要性など、歯科医師・歯科技工士の両者の立場から解説および意見が交わされた。

 次に、上原氏が「小臼歯・大臼歯の窩洞形成におけるポイント」を詳説。特に①イスムス(狭窄)部について1.5mm以上の厚みを残す、②窩洞側壁のテーパーは4°~6°、③バットジョイント(ノンベベル)とする――の3点が強調された。須崎氏は、「明瞭な外形線の引き方」を解説。超音波スケーラーにダイヤモンドチップを装着して形成を行うことで、適合性の良い窩洞形成およびCAD/CAMインレーのミリングが可能となると説明した。

 講演後の質疑応答では、ラボとの連携についての質問が寄せられ、上原氏は「お得意先のラボをつくること。そして、製作物へのフィードバックは欠かさず行うこと」と回答。また、須崎氏は、形成後のレジンコーティングについての質問に対し「新鮮面を出して接着力を安定させることが重要。仮封材はレジン系を推奨する」と述べた。

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