今こそ見直そう!病院歯科の役割 2020年11月号掲載 ◆第10回◆ 新型コロナウイルス感染症拡大のなかでの急性期病院のあり方 後で読む 禍を転じて福と為す 2019年10月に外来診療を開始し、順調に外来患者さんの受診は増加しました。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大するにつれ、歯科口腔外科の診療体制の見直しをする必要がでてきました。 当院は感染症指定病院ではありませんが、地域医療支援病院として新型コロナウイルス感染患者の受け入れを始めました。院内の感染管理委員会主導で専門病棟を決定し、他の患者さんと動線が重ならないように検査移動や食事配膳方法など、細部まで検討が重ねられました(図1)。また、市中に感染者が増加する... 松村香織 まつむら・かおり 公立八女総合病院歯科口腔外科 医長 2005年、九州大学歯学部卒業。同年、九州大学病院第一口腔外科に入局。2011年、九州大学大学院博士課程修了、2016年、九州大学病院顎口腔外科助教。2018年より現職。日本口腔外科学会専門医、日本有病者歯科医療学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本小児口腔外科学会指導医、日本口腔ケア学会評議員。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。