歯科材料学 2021年7月号掲載 #06審美修復材料のジルコニアを再考する 後で読む 知っているようで知らない?!ジルコニアを考えてみましょう 今回は、審美修復材料のジルコニアを再考してみたいと思います。米国の報告1)になりますが、臼歯部ではモノリシックジルコニア(以下、単体)がもっとも多く選択されているというデータがあります(図1)。日本でも修復材料としてジルコニアを選択される先生も増えてきていると思います。 ジルコニアは曲げ強さ、靱性ともに高く、割れにくいので単体で臼歯部ブリッジにも応用できる材料です。イオンを溶出しないのでアレルギーを起こさず、光透過性で着色も可能なた... 黒岩昭弘 くろいわ・あきひろ 松本歯科大学教授 1987年、松本歯科大学歯学部卒業。1992年、明海大学歯学部歯学研究科修了。2003年〜、松本歯科大学歯学部教授。2015年〜、明海大学歯学部客員教授。2019年〜、日本顎咬合学会理事長。2020年〜、日本歯科理工学会常任理事。現在に至る。(2021年1月現在の所属・役職) ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。