歯科材料学 2021年11月号掲載 #10材料の機械的性質を理解しましょう! 後で読む 最近筆者はどうやらセラミックに夢中? 筆者の歯科材料学は金属から始まりましたが、最近はセラミックのことを中心に考えがちです。審美補綴を考えると、どうしてもセラミックで作るしかありません。これまではセラモメタルな修復を選択しがちでしたが、形成量※、強靭さ、色調安定性がどんどん低くなり、これからの時代を考えると、モノリシックジルコニアのCAD/CAM加工が合理的だと思います。ジルコニアは以前説明しましたので、今回は材料の機械的性質の読み方を解説します。 材料の強さの中で曲げ強さは欠かせませんが... 黒岩昭弘 くろいわ・あきひろ 松本歯科大学教授 1987年、松本歯科大学歯学部卒業。1992年、明海大学歯学部歯学研究科修了。2003年〜、松本歯科大学歯学部教授。2015年〜、明海大学歯学部客員教授。2019年〜、日本顎咬合学会理事長。2020年〜、日本歯科理工学会常任理事。現在に至る。(2021年1月現在の所属・役職) ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。