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学会|2022年9月2日掲載

(特非)日本臨床歯周病学会

40周年記念大会、豪華演者らを招聘し盛会となる

Pierpaolo Cortellini氏の講演では、多くの参加者らが魅了された。
Pierpaolo Cortellini氏の講演では、多くの参加者らが魅了された。
 7月30日(土)、31日(日)の両日、パシフィコ横浜(神奈川県)において、特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会40周年記念大会(清水宏康大会長、高井康博理事長)が「歯周病のトータルマネジメント~40年間の革新と功績~」をメインテーマに開催された。

 初日冒頭の40周年記念式典では、神成貴夫実行委員長、清水大会長、高井理事長の挨拶、川崎功労賞表彰式などに続き、船越栄次氏(福岡県開業)と二階堂雅彦氏(東京都開業)による「40周年記念講演」が行われた。

 またPierpaolo Cortellini氏(イタリア開業)が、谷口崇拓氏(長野県開業)と木村文彦氏(神奈川県開業)座長のもと行った特別講演「Periodontal regeneration in intrabony defects: advancements of flap design and regenerative materials」では、歯周組織再生療法における材料やフラップデザイン発展の変遷のほか多くの長期症例を供覧し、注目を集めた。

 2日目に行われた「歯周病最新情報の部屋」では、天野敦雄氏(大阪大学大学院歯学研究科予防歯科学教室教授)と山本龍生氏(神奈川歯科大学歯学部社会歯科学分野教授)が登壇。歯周病の再発および根面う蝕予防におけるプロフェッショナルケアやセルフケアについて解説された。

 また、Istvan Urban氏(ハンガリー開業)が、藤本浩平氏(東京都勤務)と孔 令群氏(北海道勤務)の座長のもと、「My Perspectives on Vertical and Horizontal Augmentation」と題して登壇。氏は、自身が考案したテクニックを用いて歯槽堤増大を行った症例を供覧し、会場の参加者を魅了した。