超高齢時代の歯科診療 2020年2月号掲載 第1回:歯科医療3.0 ~第三世代の歯科医療 後で読む わが国で急増する認知症歯科とは関係なし?! 皆さんご存じのように日本は世界に先がけて超高齢社会(高齢者の比率が21%以上)となりました(図1)。そのようななか、爆発的に増加しているのが「認知症」です。「認知症は歯科とは関係ない」「認知症であろうが歯科治療ができればよい」と思われる先生もおられるかもしれませんが、それは違います。たしかに認知症は歯科では治せませんが(現代医療ではどの科でも治すことはできません……)、認知症のことを知らなければ、適切なケアや歯科治療ができませんので、近年では認知... 野原幹司 のはら・かんじ 大阪大学大学院歯学研究科 高次脳口腔機能学講座 顎口腔機能治療学教室 准教授 専門分野は、摂食嚥下障害、栄養障害、音声言語障害、睡眠時無呼吸症、口腔乾燥症 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。