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2021年6月号掲載

#05補綴装置が外れた原因を探る

補綴装置が外れたら、その原因を探り再脱離を防ぎましょう! 臨床では、しばしば補綴装置が外れることがありますが、外れた原因を探り再脱離防止に取り組んでいますか? クラウンやインレーが外れた時、接着材と被着体の関係や、破壊した状態をよく観察すると、修復物が外れた原因が推測できます。図1は、接着が壊れた時の状態を模式化したものです。 Aの接着材自体の破壊(凝集破壊)は、接着力が接着材よりも強いことを示しており、セメントの物性が低いので、セメントの再選択が必要です。Bの被着面と接着面で生じた破壊(...

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