Dr. 上野の奮闘記 2023年2月号掲載 Vol.1 口腔内科(オーラルメディシン)の必要性とは 後で読む 私は、鶴見大学歯学部から神奈川県三浦市にある医療法人財団青山会福井記念病院へ出向しています(図1)。当院は、精神科・神経科と認知症の病院で、歯科医師は私1名となっています。本連載では、多職種と日々奮闘する口腔内科医の一端をお伝えできればと思います。 図1 神奈川県三浦市にある当院から富士山を望むのどかな風景。 最近の患者さんの主訴は多様化している! 1980年代は、歯を喪失した場合に補綴治療で咀嚼機能を回復することに重点が置かれた、歯の形体回復を主体とした医療機関... 上野繭美 うえの・まゆみ 2006年、福岡歯科大学歯学部卒業。2016年、鶴見大学歯学部口腔内科学講座。2019年、医療法人財団青山会福井記念病院へ出向、同病院の食の安全推進委員会委員長、感染対策委員会委員長。2024年、鶴見大学歯学部口腔内科学講座、医療法人誠心会神奈川病院・あさひの丘病院勤務。日本歯科心身医学会認定医。日本口腔内科学会認定医。労働衛生コンサルタント(保健衛生)。ICD 協議会認定インフェクションコントロールドクター。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。