Dr. 上野の奮闘記 2023年6月号掲載 Vol.5 ポリファーマシー対策における多職種連携と歯科の役割 後で読む 何剤からポリファーマシーという厳密な定義はない?! 高齢化の進展にともない、加齢による生理的な変化や併存疾患を治療するための複数の医療的介入を必要とする高齢者のポリファーマシー問題が挙げられるようになりました。ポリファーマシーの定義とは、「多剤服用のなかでも害をなすものを特にポリファーマシーとよび、ポリファーマシーは単に服用する薬剤が多いことだけでなく、それに関連した薬物有害事象のリスク増加、服薬過誤、服薬アドヒアランスの低下などの問題につな... 上野繭美 うえの・まゆみ 2006年、福岡歯科大学歯学部卒業。2016年、鶴見大学歯学部口腔内科学講座。2019年、医療法人財団青山会福井記念病院へ出向、同病院の食の安全推進委員会委員長、感染対策委員会委員長。2024年、鶴見大学歯学部口腔内科学講座、医療法人誠心会神奈川病院・あさひの丘病院勤務。日本歯科心身医学会認定医。日本口腔内科学会認定医。労働衛生コンサルタント(保健衛生)。ICD 協議会認定インフェクションコントロールドクター。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。